失敗から何を学ぶか

磯田道史さんの「感染症の日本史」という本

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コロナ禍の昨今、昔々の日本でも様々な感染症があり、それにどのように対応してきたかというお話の本です。

磯田さん曰く、昔もこのような感染症があり、どのように封じ込めに成功したか又は失敗したか、その原因は何かということを伝えていき、現在の危機に提言するのが歴史学者の使命だというスタンスで書かれたのだとか。

 

そう、日本人だけではないと思うが、人は過去失敗したことを繰り返す傾向にあるように思う。反省し、改善を図るが、そのうち忘れ去ってしまうのかも。

 

同じような本を少し前に読みました。「失敗の本質」

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太平洋戦争の際に日本軍が歩んだ失敗がなぜ起こったのか考察したもの。

 

磯田さんの本も、失敗の本質も、読めばその時のリーダーの決断がことを大きく左右していることが共通しているように感じます。

しかし、そのことを棚に上げて、自分たちには責任がないと言っている民衆も問題ありです。

 

10月31日、渋谷でハロウィンの仮装した輩が現れるかどうか興味を持っていました。

渋谷の区長はリーダーとしてできる範囲の権限で「来ることを自粛して欲しい」と言いました。リーダーのできる判断としては間違いない動きだ。が、にもかかわらず仮装して渋谷に現れる輩がいくらかいたようです。

きっと昔もこういったリーダーが言っていることに反する動きをする民衆がいたに違いない。

 

これで、渋谷でクラスターが発生したら、これはリーダーではない。聞かずに仮装した、又それを止めなかった民衆の責任だ。