人間たる資格というのものはあるのか

太宰治著「人間失格

イメージ 1


これまで読んできた様々な本の中では古典と言っても良いかもです。

装丁はかなり現代的ですが・・・

さて、人間失格というテーマですが、主人公の生き様が失格だという読み取りができるのですが、ダイレクトに表現していない部分が多くて、うーん、これを失格といったら、多くの人が失格だなと。

当時の倫理観、道徳観からいうとかなり「失格」なのでしょうけど。

名作と言われている著書ですが、大したことないことをとても難しい表現で記しているという感想です。

読書嫌いが読むと余計嫌いになるので、読むことが得意になった人が読むのがオススメですな。


仕事柄、学習指導要領なるものを読みますが、そういえばその中に、「人間とは何か」という記述がありました。子どもたちはこの問いに挑んでいくわけですが、我々大人がその問いに答えられるのでしょうか・・・。私はこの記述に詰まって1時間悩み、そして今一旦あきらめています。