平成の最後に 特別支援教育サポートチームMOMOを思い出して

あと、1時間もすれば平成から令和へと元号が変わり、新しい時代が幕を開けます。

そんななか大型連休をいつもと変りなく過ごしている私ですが、楽隊のうさぎを読み終わった後、何読もうかなと本棚を物色していると、ミヒャエル=エンデの「モモ」が目に留まりました。

購入したはいいけど、ちょうど忙しい時期だったので半分も読んでなかった記憶があります。

というわけで、モモを手に取ることにしました。

モモといえば、物語もそうですが、いまから10年前に「特別支援教育サポートチームMOMO」という研究団体を立ち上げたことを思い出しました。

ちょうどそのときは広域のコーディネーターをしていた時で、その地域もまだ特別支援教育とはなんぞやという状況のところでした。

そこで、有志数人で、勉強したり啓発したりする団体を作りました。そのときのチームの名前が「MOMO」でした。

主人公モモは人の話を聞くことの名人

記述だけを見ていると相手に話をさせて、聞いているだけなのに、相手は自分で解決策を見つけ、自己完結してしまう。まさにカウンセラーのようなもの。

とにかく、困っている先生たちの話を聞いて、お手伝いできることをしようと思い、団体の名前をMOMOにした記憶があります。

思えば、まだあの時は若くて何かやってやろうという気概というものがあったように思いますが、残念ながら私の転勤と同時に活動はストップしてしまいました。

その後、転勤した職場でも小さな勉強会は主宰していましたが、なかなか長続きしないものでした。

やはり、一か所に勤務する時間が短いというのがネックなのと、有志がなかなかいないということがありました。

働き方改革が叫ばれている昨今、勤務後に集まって勉強会しようと言いづらい世の中です。

また、それなりに年齢を重ねているので、「やろう!」というと上司ではないものの業務命令のように聞こえてしまうかもしれないという懸念もありました。

令和になるこの機会に、何か新しいこと始めたいと思っていたときに、改めてモモを手にしたのは何かの「予兆?」「お告げ?」なのでしょうか。

チームを立ち上げたときにはまだネットの環境も貧弱でしたが、今はメールやSNS、Web会議システムなど、さまざまな方法でつながりを維持することが可能になりました。

そこで、改めて、勉強会?研究会?まあ、何でもいいですが、NPOとか学術団体みたいな大仰なものでなく、数人規模で、肩ひじはちょっとだけ張って、基本は授業づくりや教材づくりや教育トピックなどを扱って、時にはWeb会議なんかしちゃって。なんていう特別支援教育に関する勉強会を復活させようと思います。

詳細は連休中に考えようと思いますが、「MOMO」の名前は残していきたいと思っています。

まあ、とはいえ一人団体になる可能性もあるという笑い話にある可能性もありますけどね。

あ、あと30分で令和です。

新しいこと。やれるかどうかわかりませんが・・・楽しみです。