スローなコミュニケーションとは

一般社団法人スローコミュニケーションの第1回セミナーが日比谷で行われました。

知的障害のある方に対する情報保障がメインのテーマですが、わかりやすい情報という面では、私たち一般人、外国人に取っても助かるものです。

今日の話の中で面白かったのは、テレビで流れている情報は果たしてわかりやすいものなのかというもの。

テロップは出ているが、それだけでわかりやすいと思っているという錯覚に陥っているのではないか。

一つ一つの言葉の意味まで解説していないので、わからない人はわからない。

例えば、「甘く入ったスライダーを大谷が右へ運んだ」という文

これはメジャーリーグの大谷選手のことを言ってるのだが、野球のことがわからない人にとってはこれはなんの意味かはわからない。

逆に野球のわかる人にとってはごく普通の表現。

この文章には「ボール」という言葉が省略されているが、野球の事に関して共通認識を持っていれば「ボール」という言葉を省略しても理解できるというもの。

そもそもこう言った省略は、様々なメディアでも行なわれている。つまり、情報を提供する側は、受け取る側が分かっている、共通認識ができているという前提で流しているという事。

これって、ひょっとしたら、私たちの職場でも同じことが言えるのでは・・と考えました。

子どもが分かっているつもりで言葉を発していないか。

そのようなことを反省しながらセミナーの話を聞いていました。

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日比谷から新橋の駅や日テレが近いので、せっかくきたので散歩もしました。

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テレビでよく見かける風景です。