ことばは正しく伝わるか

出張が多かったため電車の中で読む本も増えましたが

 

たまたま読んだ2冊がなんとなく「ことば」について考えさせられるものでした。

 

ケーキの切れない非行少年たち

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非行少年の中には、相手が言っていることばがひょっとしたら歪んで聞こえているかもしれない。

だからうまく伝わらず、できないことがたくさん増え、挙句自己肯定感が下がり非行に走ってしまうという内容がありました。

 

もう一冊「デフ・ヴォイス」

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聴覚障害の家族の中で一人だけ耳が聞こえる「コーダ」と呼ばれる立場の主人公が生活の中で身についた手話を仕事として生きていく中で、ある意味長い時間をかけて計画的に事件に巻き込まれていく話。

これも手話という言葉の話。

手話を取り巻く現状を知ることができる本かと思います。

 

物語の前半で出てきた「あなたは敵なの?味方なの?」という少女の言葉が全体を通して効いている言葉でした。