もう一度空の中へ
有川 浩 作 「空の中」
初期の作品で、自衛隊3分作の一つです。
原因不明の飛行機事故を発端に、得体のしれない「モノ」の姿が明らかになり、ほっときゃいいのに人間の愚かな選択が身を滅ぼしそうになるという前半部。
人間とは異なる考え方の「モノ」と交渉を続ける困難さの中間部
終末部では一番怖いのは「モノ」ではなく人間だった
という感じのお話
「塩の街」「海の底」は確実に読んでいたが、どうやら、この「空の中」は何かの拍子で途中までしか読んでいなかったことが発覚。
今回改めて読み直しました。
分厚い本でしたが、今回の富山と北海道の出張で全部読み終えました。
しかし・・・この本はうまくいけば映画にできるお話だなと思うのだけど・・・流石に「モノ」が楕円の物体では絵にならないか・・・