よくぞ日本人に生まれけり
よくぞ日本人に生まれけり
漫画美味しんぼの中で、日本人なら誰でも好きだと思えるメニューを紹介した回の「キーワード」です。
今日、日本人でよかったと思えることがありました。
午前中仕事して、その後映画を見に行きましたが
二人のやりとりを茶道を通して写していく映画です。
ほとんどの場面が樹木希林演じる武田先生の自宅の茶室
派手な演出など何もなく、音楽もピアノ
でもこれを期待していました。
場面転換は全て二十四節気で表され、季節の移ろいや雨の音、お点前に出されるお菓子など。
色々な場面に日本ならではというところが散りばめられていました。
聞こえてくる音ひとつひとつが季節や温度、その場によって全て異なること
そんなことを日頃忘れていましたが、今日の映画でそれを思い出した感じです。
淡々と進む映画・・・でもあっという間に2時間がすぎ。終わった後は心地よい「リラックス感」が得られたかなとおもいます。
日日是好日 いいことがあった日、悪いことがあった日、いろんなことがあってもその1日1日は良き日である 日々生きることが幸せということでしょうか
樹木希林が後半に「毎年毎年同じことをしているが、それが幸せ」「たとえ同じ顔ぶれの茶会であったとしても、それは前の時とは同じではない」
一期一会という言葉が出てきますが、闘病しながらこの映画に臨んでいた希林さんがいうと説得力があります。
終わった後で原作が読みたくなってすぐに本屋さんに行きました。
明日から長野に出張なので、電車の中で読みたいと思います。