富山市の映画とフランスの映画

仕事が立て込んできて、ちょっと病んできたので、ガスを抜くために思い切って映画をハシゴ。

今回は行ったことのないミニシアターを2館を渡りました。

1館目

横浜の黄金町にある「ジャック・アンド・ベティ」と言う映画館。ホントーーに昔懐かし映画館という感じです。

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で、そこで見たのが。「はりぼて」という富山チューリップテレビが製作した映画。

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富山市議会で起こった政務活動費の不正利用による市議会議員大量辞職事件のドキュメンタリーです。

NHKスペシャルでやりそうなモノですが、ひどい事件なのに議員が次々吊るしあげられる演出の仕方に笑ってしまう手法はやはり公共放送ではできない代物でしょうか。

しかし、チューリップテレビもよくやったと思います。この映画を機会に、ひょっとしたら第2、第3の富山市議会が出てくるかも知れません。

去年、一昨年と富山にお邪魔した時の風景、人々が喋る富山弁にとても懐かしさを感じる映画でした。

横須賀を去る前にもう一度富山を訪ねたいものです。

 

2館目

横浜みなとみらいにあるキノシネマ。ランドマークタワーが間近に見える辺りにありますが・・・

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ここでは「スペシャルズ!〜政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話〜」というフランス映画を見ました。かの有名な「最強の二人」の製作スタッフが製作したようです。

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某政党のある議員がポスターに推薦コメントを入れていたのが気に入りませんでしたが、映画自体はとてもいいというか、重度の自閉症の人たちや家族の置かれてる様子が割とリアルに描かれているかなという印象でした。序盤はやや冗長でしたけどね。

無認可の自閉症ケア施設で働くのは居場所がなくなった元やんちゃをしていた若者たち。

やんちゃだった若者たちも、自閉症者はなぜそう言う行動をするのだろうと言う疑問を持ちならがも持ち前の熱量でぶつかっていきます。

地域の公的な施設では障害が重度で受け入れられないという理由で最後の砦としてやってきた自閉症者が過ごすケア施設で奮闘する二人の男の物語でした。

詳細はネタバレのため書きませんが、無資格の若者を支援員として働かせることの是非、定員を超えても利用者を預かることの是非を国から問われます。

ラストに主人公が叫んだ言葉は、多分自分も同じように言うだろうな・・・

 

最近、友人の教員から、同僚の資質に疑問を持っていると言う話を聞きました。疑問を持たれたその同僚は免許などはもっていないようです。「●●支援学校で臨採をするのは、大きな分掌もないし、部活もないし、授業も適当でいいから楽」などと言っているようです。免許(資格)の有無以前の問題です。

 

障害のある子どもたちが学ぶ学びの場に、こういった教員がいる事実。許せません。

来年、地元に戻ったら彼に対して徹底的に「やってやろう」と思います。

(話が変わってしまった・・・)

 

2作ともいろ〜〜んなことを考えさせられました。余計病みそうです・・・。